| ●CONTAX Tele-Apotessar 800/8 T* AE (G) \ 462,000 「幻の」テレ・アポテッサー、その二本目は800mmF8である。 このレンズも先述の500/5.6と同じく、カタログなどの掲載例はない。 しかしながら、こちらは通常のカール・ツァイス製レンズに共通してみられる通しナンバーが付いている。 65XXXXXであるから、ヤシカ(京セラ)/コンタックスの歴史においては比較的初期に近い時期の製造であると推測することが可能だ。このナンバーだと、後には生産を日本に移行したプラナー85/1.4なども、まだドイツ本国で生産していた時期である。 やはり500ミリと同じく"West Germany"の刻印が入っており、マウントもAEタイプだ。65XXXXXという製造番号に見合った仕様である。おそらく、もう一方の500ミリもこれと同時期の生産なのではないだろうか...。 ![]() 市販を目的として製造されたのであれば、こうしたブランドネームがきちんと刻印されたキャップが付属しているのも頷けるところだ。しかし、ここまで「商品」として丁寧に造り込んであるにもかかわらず、発表や発売の記録が見当たらなかったり、カタログの記載例がみつからないのは、いったい何故なのだろうか? かえって大きな謎のようにも思えてくるところである。やはり「幻」と形容するにふさわしいレンズと言えよう。 ![]() ケースは、恐らくこのれんず専用に製作されたものであろう。サイズもピッタリだし、他にここまで全長サイズの長いレンズはツァイスには無かった筈で、流用しようにも出来なかったと思われる。 この二本のテレ・アポテッサーだが、当社としても仕入れる段階と、仕入れてから現品を仔細にチェックする段階で、何度も文献などで調査・研究してみたものの、信頼に足る印刷物は発見・入手することが出来なかった。 もちろんインターネットでもGoogleやWikipediaなどで検索・調査したが、ほとんど情報らしい情報がヒットしないので、確信を持ってお伝えできる事は現品から得られる事実のみである。 ただし、下記のサイトには、コンタックスSLRカメラの交換レンズ一覧が掲載されており、その中にはこの二本も間違いなく記述が見られるので、興味のある方は一度ご覧になると良いだろう。 |