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Nikon Medical Nikkor 120/4

 \ 126,000

顕微鏡をはじめ、医療用機器の分野でも日本のトップ光学メーカーとして様々な製品を供給してきたニコンが、1981年に発売した、主に口腔写真を撮影するためのレンズである。

かつては同じメディカル・ニッコールとして200ミリのF5.6レンズが供給されていたが、長すぎるワーキング・ディスタンスを短縮し、明るさも一絞り明るくなり、より使いやすくなった。
さらに、インナー・フォーカス機構を採用したことにより、アタッチメントレンズなどを使わずに1/11x〜1xまでの撮影倍率を自由に選択できるようになったのが、もっとも大きな改良ポイントである。

レンズ先端にリングライトを内蔵しており、撮影倍率と連動したGN(ガイドナンバー)方式で絞りを制御する事によって、簡単に無影ストロボ撮影が可能である。

 

もともとはその名の通り、メディカル・ユース向けに設計・開発されたレンズではあるが、近年になって一般ユーザーにとってもマクロ撮影が身近になった風潮を受けて、その使いやすさと写りの良さで「知る人ぞ知る」レンズとなった。
花の写真や模型撮影、商品写真など用途は非常に広い。
残念ながら製造は既に終了しているが、デジタル一眼に装着しても非常に良好な描写を得られると言うことで、最近になって再び見直されてきており、評価の高いレンズである。

 

内蔵のリングライトを使用するには、別売の電源ユニットが必要となる。電池を使用するDC電源と、家庭用の100V交流電源を使用するACユニットの二種類が選択できた。今回は、ACユニット付きである。



Nikon Noct-Nikkor Ai 58/1.2 S

 \ 210,000

ノクトと言う名前を持つレンズは、ライカのノクチルクスやフォクトレンダーのノクトンなど、幾つかある。そして、そのいずれもが写真史に残るような名玉ばかりだ。このノクト・ニッコールも、それらに肩を並べる素晴らしいレンズである。日本光学の技術の粋を結集し、研磨による非球面レンズを採用、大口径レンズにつきもののコマ収差を極限レベルまで抑えることに成功した。このあたりの技術的な詳細はニコンホームページの「ニッコール千夜一夜物語」をご一読いただくといいだろう。(http://www.nikon.co.jp/main/jpn/profile/about/history/nikkor/n16j.htm)

 

製造にも手間ひまがかかるうえに、検査など品質管理にも大変なコストがかかったレンズで、ニコンは売れば売るほど損が出たと言われていた。そのせいかどうか?1997年に惜しまれつつ生産を終了している。


 

もう作らないとなると高騰するのが中古カメラ市場の常で、新品が供給されなくなって早10年が経過した今日も出回る数は非常に少なく、値段も20万円を下回る事はまずない。
今回は前玉にほんの僅かながらスレがあるので、\210,000という価格の出品になる。

申し添えておくが、ノクトという名前の通り、夜間撮影を第一義に設計されたレンズであるので、一般撮影でのボケ味などを期待される向きには、あまりオススメできない。大口径ではあるが、プラナーなどのように柔らかいボケ足は望むべくもない。しかし、他のレンズには絶対に真似の出来ない、ノクト・ニッコールの開放による夜景描写が欲しければ、これ以外の選択肢はあり得ないのも、否定しようのない事実である。


 

Nikon Fishe -Nikkor Auto 16/3.5 (Ai改造)

 \ 63,000

フィッシュアイの16ミリと言えば、コンパクトで使いやすく、対角線で180度の画角をカバーする手軽な魚眼レンズとして人気があり、大抵のメーカーがレンズのラインナップに加えている。もちろん、ニコンでもオートフォーカスならば現在でもフィッシュアイの16ミリF2.8レンズを生産・販売している。
しかし銀塩マニュアル派のユーザーにとっては、残念ながらMFの魚眼レンズは既に生産を打ち切られていて、新品を手に入れることは出来ない。


 

ここでご紹介するのは、最近まで製造販売されていた16/2.8ではなく、もっと古いニッコール・オートの時代の16ミリフィッシュアイ・レンズである。


 

開放F値は半絞りだけ暗いが、深度も非常に深いのでピント合わせで困ると言うことはほとんどないだろう。
逆に、このクラシカルな外観は後のAiやAi-Sタイプには無い、独特な魅力がある。FやF2に付けて使用するならば、やはりこの格好でないと雰囲気が出ない。
ニコン純正のAi改造が施されているので、F3やF4、あるいは最後のフルメカニカル機となったFM3Aでも、ストレス無く撮影できる。


フィルターが内蔵されているので、新しいタイプの16ミリのようにいちいちレンズ後部のフィルターを付け替えなくても済むという点も、目立たないが一つの利点と言えよう。

それほど高価なレンズというわけではないが、探すとなかなか見つけにくいものである。チャンスがあれば一本は入手しておいてもいいのではないだろうか。